格安SIMカードのすすめ

カテゴリ

失敗しない格安SIMの選び方

いざMVNOに乗り換えようと思っても、どのプランが自分にあっているか分からないという人は少なくありません。このページでは初めてMVNOへの乗り換えを検討している人にむけて、オリジナルですがSIMの選び方と手続き方法を説明します。必ずしもこのやり方が正しいというわけではありませんが、参考までにお付き合いください。

格安SIMを使うための大まかな流れ
  • ①自分にあったプランを選択する
  • ②MVNOに加入してSIMを購入(必要なら新しいスマホも購入)
  • ③初期設定をおこない、利用開始

携帯電話番号が必要か確認する

格安SIMのプランは大きくわけて2種類あります。携帯電話番号がついていて、その番号で電話が可能な音声通話プランと、データのやりとりのみをおこなうデータ通信専用プランです。ここではそれぞれのプランの特徴を説明しますので、まずは特徴と違いを知ってください。自分にとってどちらのプランが必要なのかが、格安SIMを購入するときの最大のポイントになります。最適なプラン選びの参考に使っていただければさいわいです。

音声通話つきプラン

大手キャリアからMNP(番号移行)する場合や、新しい電話番号が欲しい時は、音声通話つきのプランを選ぶ必要があります。データ通信専用のプランと比べた場合、月700~800円ほどかかる料金が高くなる場合が多いです。それぞれの会社によって呼び方は違いますが、ほとんどのプランの説明に「音声」や「通話」という言葉が入っているため、迷うことはないでしょう。

もちろん音声通話だけでなくデータ通信も可能で、メールの送受信やインターネットの閲覧、アプリのダウンロードも可能です。現在大手キャリアのスマートフォンを使っているなら、使い勝手は今まで通りだと考えていいでしょう。

基本的にMVNOでは月に使えるデータ通信量を目安にプランが作成されています。まずは自分が使うデータ通信量を把握して、どのプランがもっとも自分に合っているか、じっくり検討しましょう。また、各MVNOが実施するサービスやキャンペーン対象になる機会が多いプランでもあります。キャンペーンの時期に申し込めば、よりお得に乗り換えられる可能性も高いです。

データ通信専用プラン

データ通信専用という名前のとおり、データのやりとりのみができるプランです。070、080、090から始まる携帯電話番号はもらえず、MNPで今までの電話番号を引き継ぐこともできません。ただしLINEやSkypeなどのアプリで無料通話をしたり、無料の050の電話番号でIP電話をかけたり受け取ったりすることは可能です。音声通話つきプランと比べると月額料金が安く、容量も幅広く選べるので、電話よりもデータ通信を多くする人向けのプランです。携帯電話番号が必要ない人や、月額料金をできる限り抑えたいという人、2台持ちして電話用とデータ通信用でスマホを使い分けたい人におすすめです。

データ通信専用プランとSMS機能

データ通信専用プランでは、さらにSMS機能をつけるかつけないかを選べます。SMS機能をつけていないほうが安くなっていますが、安いからといって、それだけで選ぶのは早計です。

アプリの中にはSMS認証でログインするものもあります。現在、SMS機能をほとんど使用していないという人でも、今後SMS機能が必須のアプリを使用したくなる可能性はゼロではありません。そうなった場合、当然ですがSMS機能をつけていない状態ではアプリの使用は難しいです。今後も増え続けるアプリのことを考えると、SMS機能つきのプランをおすすめします。

ちなみに、SMS機能つきとついていないSIMの価格差は140円前後です。大した金額ではないので、SMS機能が必要かどうか迷ったら、つけたほうがいいでしょう。

新しいスマートフォンは必要か

手元にスマートフォンがない場合は、新たに端末を購入する必要があります。MVNOではSIMカードとスマートフォンをセットにし、通常より端末の価格を割引して販売しているところが多いです。しかし、スマートフォン単体ではオンラインショップなどで販売している端末のほうが安い場合もありますので購入する際は、かえって高額になっていないか注意しましょう。

大手キャリアで購入したスマートフォンを引き続き使用したい場合、使えなくなる機能やMVNOのSIMに対応していない機種もあります。購入前に手持ちの端末で格安SIMの使用が可能か、確認しておきましょう。

大手キャリアのスマートフォンを持っている場合

ドコモのスマートフォンの場合、SIMカードを入れ替えるだけでそのまま使える場合がほとんどです。MVNOは大手キャリアの回線を借りて提供しており、その利用回線のキャリアと端末のキャリアが一致している必要があります。多くのMVNOはドコモ回線なので、ドコモで購入した端末ならキャリアが一致するので問題ないというわけです。

ただし、テザリングは使用できなくなります。これはドコモの端末でテザリングする場合、spモードというドコモ独自のインターネット接続サービスだけでつながるよう端末にロックがかかっているためです。テザリング機能をオンにすると、端末は強制的にspモードに切り替わります。しかしSIMはMVNOのものですから、接続ができずエラーが起こります。テザリング機能がどうしても必要な場合は、MVNOが販売している端末など、ドコモ以外のSIMフリースマートフォンの購入を検討しましょう。

auやソフトバンクのスマートフォンをそのまま使いたい場合は、少し手間や注意が必要です。一部の機種ではスムーズに使用できる場合もありますが、説明が長くなるためここでは割愛します。 大手キャリアのスマートフォンからMNPをおこなう場合は、下記リンクを参考にしてください。

SIMの購入方法

先に説明しましたが、MVNOが取りあつかうプランは大きく分けてデータ通信専用のものと音声通話つきの2種類です。使える機能が違うため、購入の際に必要になるものや手順が変わります。ここでは、それぞれのプランを購入するときに必要なものや手続きの方法を説明します。

選んだプランが自分にあっているかどうか、改めて検討しながらこのページを読み進めてみることをおすすめします。キャリアで契約するより安くなるとはいえ、お金のかかることです。しっかり内容を把握しておくべきでしょう。

それでは、まず購入手続きが簡単なデータ通信専用プランから説明します。

購入方法:データ通信専用プラン

一般的にMVNOでデータ通信専用プランで契約するとき、必要になるのはクレジットカードのみです。SMS機能を付けるか付けないか選択でき、そこをきちんと選択すれば他に気にするようなところはありません。かなり簡単に購入できます。

購入方法:音声通話つきプラン(MNPなし)

現在携帯電話を持っているけど、2台目として格安スマホを使うなどでMNPをする予定はないという人や、携帯電話を持っていないという人におすすめのチョイスです。購入するには、クレジットカード・本人確認書の2つが必要です。 本人確認書について多くのMVNOでは、運転免許証や健康保険証、パスポートなどの写真を撮ってアップロードするだけでよい仕組みになっています。

購入方法:音声通話つきプラン(MNPあり)

現在使用している電話番号をそのまま使い続けたい人向けのプランです。申し込みのとき必要になるのはクレジットカード・本人確認書・MNP予約番号の3つです。MNP予約番号は現在契約中のキャリアショップか、電話やインターネットで取得できます。

以前はMNPした場合、スマートフォンが使えなくなる期間が発生しました。申し込みの時にMNPが完了し、新しいSIMカードが届くまでに時間がかかるためです。しかし、現在ではスマートフォンが使えなくなる期間を発生させずにMNPする方法もあります。

MNPするときありがちなトラブル

ドコモやauなどの大手キャリアからMNPしたときにありがちなトラブルとして、知人にメールアドレス変更を伝えていなかったということがあげられます。 大手キャリアを解約すると、キャリアメールが使用できなくなります。キャリアメールとは~@docomo.ne.jp、~@ezweb.ne.jp、~@softbank.ne.jpなどのメールアドレスです。

キャリアメールを使用している場合、事前にGmailなどのフリーメールで新しいメールアドレスを作成し、メールアドレスの変更を家族や友人に知らせてから、MNP手続きをおこなうのがもっともスマートだと思います。キャリアメールは手続きのあと使えなくなりますし、MNPしたことを知らない家族や友人知人がキャリアメールあてに連絡を送る可能性があるためです。MVNOからの連絡はもちろん、家族や友人からのメールも受け取れない期間はないほうがいいでしょう。MVNOに乗り換える前には必ずメールアドレスの変更をまわりの人に伝えておきましょう。

初期設定

購入手続き完了後、一週間以内にはSIMカードが郵送されてきます。一緒に届いた書類に設定方法が記載されているので、そのとおりに設定をおこなえばスマートフォンを使うことができるでしょう。

不安な場合は、スマートフォンとは別のネット環境を用意しておくことをおすすめします。届けられた書類にも設定方法が記載されていますが、MNVOのサイトにも設定方法を記載しているところが多いためです。あらかじめ手順をしっていれば、10分程度で設定は完了し、電話やインターネットが利用できるようになります。

その他おすすめ記事

更新履歴

2017-08-03
スマホランキング記事公開

戻るボタン