格安SIMカードのすすめ

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auからMVNOにMNP

ここではauから各MVNOに乗り換える方法を説明します。キャリア間でMNP(乗り換え)したことのない人にもわかりやすく説明していきます。MNPとはモバイルナンバーポータビリティを省略したもので、携帯電話番号を持ち運ぶという意味があります。現在使用している電話番号をMVNOでも使用したい場合は必ずおこなう必要があります。

auからMVNOに乗り換える手順

下記リンクでMNPする準備や注意点、音声通話つきプランとデータ通信専用プランの違いなどをまとめています。このページを読んでいてわからないことがあれば、そちらをご参照ください。

MNP予約番号を取得する

ドコモやソフトバンクなど、au以外のキャリアや各MVNOへMNPするには、MNP予約番号が必要です。auショップや電話、au公式サイトからMNP予約番号を取得できます。MNP転出手数料として2,000円かかり、ショップだとその場で払うことも可能です。MNP予約番号を取得する方法は3つあります。説明を読んで、やりやすい方法で取得してください。

auショップで取得する

近所にあるauショップで、MNP予約番号を取得する場合、本人確認がされます。契約者本人の身分証明書が必要ですので、忘れずに持ってショップへ向かいましょう。契約者が親であるなど、契約者本人でなくても取得できますが、その場合は契約者本人に電話確認がされます。契約者にはあらかじめMNP予約番号を受け取る予定であることを伝えておきましょう。

ショップの営業時間は店舗により違います。また、受付時間も各店舗で設定されているので、営業時間ぎりぎりに突然ショップに行っても受け付けてもらえません。行くつもりの店舗の営業時間・受付時間を確認し、事前に予約するようにしましょう。

電話で取得する

電話番号 au携帯電話 / 一般電話共通
0077-75470 (無料)
受付時間 9:00~20:00

au公式サイトで取得する

au公式サイトからもMNP予約番号を取得できます。au公式サイトのTOPページから → auお客さまサポート → 申し込む/変更する → 携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を選ぶことでMNP予約番号が取得できます。受付時間は9:00から21:30までです。

MNP予約番号には有効期限があります。予約番号発行日を含めて15日間です。MNP予約番号をもらってから契約するMVNOを選ぶと、有効期限内に申し込めなくなる可能性があります。予約番号をもらう前にあらかじめ契約するMVNOを決めておきましょう。他にも、現在使用しているスマホで格安SIMが使えるかの確認や、使えなかった場合に新しいスマホはどのように購入するかなど決めておいたほうが無難です。

乗り換える前に!auで購入したスマホの注意点

スマホを使うには、端末とSIMの通信キャリアが一致している必要があります。MVNOは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供していますが、多くはドコモ回線のため、auで購入した端末では利用できないことがあるのです。MVNOと端末のキャリアが一致していない場合は、SIMフリーにする必要があります。

ロックの解除をする方法は2つあります。1つはauショップにスマホを持ち込んで解除してもらう方法です。この場合、解除手数料として3,000円(税抜き)かかります。もう1つはauの公式サイトでロック解除を申請する方法です。この場合解除手数料はかかりません。ロックの解除は難しいことではないので、auショップでどうしても確認したいことがないのであれば、公式サイトからの解除をおすすめします。

VoLTE対応のau端末について

auのスマホで格安SIMを使う場合、注意したいのがVoLTEに対応している端末です。auでは2014年の冬頃からVoLTEに対応した端末がリリースされていました。VoLTEに対応している端末を使う場合は、SIMロックを解除する必要があります。ただし、VoLTE対応機種の中にはロックが解除できないものもあります。現在手元にある端末はロックの解除が可能かどうか、調べておきましょう。

また、VoLTE専用のSIMカードを使う必要があります。ロックを解除しても専用のSIMカードを使用しないとAPNの読み込みができないのです。au回線を使用しているMVNOのサイトでは、VoLTE用のSIMカードで契約する場合の説明や動作確認端末一覧が記載されています。手持ちの端末が使えるかどうか確認してから申し込みましょう。

auのiPhoneについて

SIMロック解除が義務化されたのは2015年5月ですが、4月以前に発売された機種はロック解除機能が付いていません。iPhoneでいうと、2014年9月に発売された6/6Plusやそれ以前の機種です。iPhone6s/6sPlus以降の機種であれば、ロックを解除することができます。ドコモ回線を使用しているMVNOのSIMカードも使えるようになるため、MVNOを選ぶ際の選択肢がぐんと広がります。

au公式サイトで、手持ちの端末のSIMロック解除が可能かどうか確認できます。

SIMロック解除のお手続き

スマホが手元にない場合

手元に使用可能なスマホがない場合、新しくスマホを購入しなければなりません。費用は多少かかりますが、新しいスマホを選べる楽しみもあります。また、各MVNOがSIMとスマホをセットにした商品を出しているので、そちらから購入することも可能です。白ロムやSIMフリーのスマホは大手家電量販店や、ネットショップで販売されていますので、どうしてもほしい端末がMVNOでとりあつかっていない場合は探してみましょう。

音声通話SIMを購入しよう

MVNOでは大きく分けて2つのプランを取りあつかっています。大手キャリアのスマホのように通話もデータ通信もできる「音声通話プラン」と、データ通信のみをおこなう「データ通信専用プラン」です。現在使用している電話番号をそのまま使用するには音声通話プランを選びます。

手元にauのスマホがある場合、一部の機種を除けば新しくスマホを購入する必要はありません。SIMカードを差し替えることで今まで使っていたスマホをそのまま使用できます。現在au回線を使用しているMVNOは「UQ mobile」「mineo」「Fiimo」の3社です。この3社以外のMVNOはほとんどドコモ回線ですので、auで購入したスマホを使うにはロックの解除が必要になります。

音声通話SIM購入に必要なもの

音声通話SIMを購入するとき必要になるのは、クレジットカード、MNP予約番号、本人確認書類の3つです。

申し込みのときにクレジットカード情報、MNP予約番号を入力します。多くのMVNOでは支払いをクレジットカードでおこないます。クレジットカードがないとそもそも申し込めないので注意しましょう。

MNP予約番号には15日間の有効期限がありますが、MVNOごとに有効期限の残り日数を指定しています。たとえば有効期限が13日以上残っていないと使用できないというところもあります。MVNOの注意事項を確認のうえ、余裕をもって申し込みましょう。

本人確認書類は申し込み後に必要になります。申し込み後に送られてくるメールの案内にしたがい、免許証やパスポートの画像をアップロードすれば完了です。申し込みに使用した住所と書類の住所が違っている場合などは、さらに現住所が記載されている補助書類が必要になります。必要な書類をMVNOサイトで確認して準備しておきましょう。

au回線が使えるおすすめMVNO

auネットワークで月々980円(税抜)~!【UQ mobile】

最近CMでもよく見るUQmobileです。現在au端末を利用している人はまずチェックすべきMVNOです。

UQmobileを2週間無料で試せるサービスもあります。格安スマホにしたいけど不安がある人は、一度試してみてはいかがでしょうか。

ドコモ端末もau端末もそのまま使える!【mineo(マイネオ)】

家族や友人、恋人と余ったパケットを分け合えるサービスが無料で利用できます!お得な格安SIMがさらにお得になります。

auとドコモ両方利用可能なので、キャリアの違う人を誘って一緒に乗り換えることもできます。

auの4G LTE対応・広いエリアと高速通信。IIJmioの格安SIM

ファミリーシェアプランなら、SIMを最大10枚まで契約できます。

使いきれなかったデータ量は翌月に繰り越して使うことができます。学生の多い家族におすすめです。

購入するときの注意点

SIMを購入するときに、注意してほしいことが2つあります。1つはSIMカードのサイズです。SIMカードには大きさに違いがあり、標準、マイクロ、ナノの3種類があります。標準が一番大きく、次にマイクロ、ナノサイズが一番小さくなります。使用予定のスマホに対応しているサイズがどれなのかは、機種名で検索すればすぐに調べられます。

万が一サイズを間違えても、大きさを変更するアダプターやSIMカードカッターで対応できますが、余計な手間はないに越したことはありません。アダプターやカッターはいざというときの手段として、注文のときは間違えないように注意しましょう。

もう一つ、注意点としてあげるのはキャリアメールが使えなくなることです。キャリアメールとは「~@ezweb.ne.jp」や「~@docomo.ne.jp」などキャリアのドメイン名が入っているメールアドレスのことをさします。MVNOに乗り換える前にあらかじめGmailなどで新しい連絡用のアドレスを作成し、今後キャリアメールで連絡ができなくなることをまわりに周知しておきましょう。

届いたSIMを設定しよう

申し込みがスムーズに完了した場合、3~4日、遅くても一週間前後にはMVNOからSIMが届きます。SIMと一緒に書類が同封されているときや、パッケージ自体に設定方法が記されている場合もありますので、封は丁寧にあけましょう。記載されている内容に従って設定をおこなえば、スマホを使えるようになります。

すべての場合で当てはまるわけではないですが、設定するのは回線の切り替え、または開通の手続きです。多くのMVNOではサイトに設定手順を記したページを用意しています。SIMと一緒に送られた設定書だけではうまくできるか不安だという人は、そのページをプリントしておくことをおすすめします。もちろん、事前によく確認しておくことが重要です。また、スマホ以外のネット環境を構築しておけば、突然のトラブルにも対処できるはずです。

回線の切り替え手続きは、別のキャリアからの乗り換えの場合に必要になります。回線の切り替え手続きが完了するとauでの契約は自動で解約されます。回線手続きが完了しているか確認する必要はありません。

切り替え手続きが完了したら、音声通話SIMカードを差し替えます。入れ替え方がわからない人は使用している端末名とSIMで検索しましょう。SIMカードが入っている場所や入れ替え方もわかります。SIMカードを購入する前に使用する機種の説明書をネットからダウンロードしておくと便利です。SIMカードのサイズが合っていれば、入っていたSIMカードと同じように差し込めばいいだけです。

MNPはいつがお得?

MNPするとき、確認すべきなのが違約金です。各キャリアでは契約更新月以外にスマホを解約した場合、違約金を請求される場合があります。無駄な出費をしないよう、自分の更新月の把握をしておくことをおすすめします。また、違約金以外にもMNP予約番号の発行手数料と、契約時の契約事務手数料が発生します。あわせて5,000円前後の費用が必要です。これらの掛かる費用も考慮してMNPはおこないましょう。

また、各MVNOは端末のセールや、月額料金が数ヶ月無料になるキャンペーンをおこなっていることがあります。MNPするときは、各MVNOの特典内容をチェックしておくと得をするかもしれません。もっとお得に契約できたと後悔しないために、じっくり調べてみることをおすすめします。

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更新履歴

2017-08-03
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