格安SIMカードのすすめ

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格安スマホが壊れた時の対処法

もし今使っている格安スマホが故障したら、どう対処すればいいのでしょうか。

大手キャリアなら、故障したスマホを近所のショップに持っていけば対応してくれます。しかし、格安スマホは近くにショップがない場合がほとんどです。また、キャリアで購入した端末で格安SIMを使用していて、どこに修理を出していいのかわからない場合もあります。

ここでは故障した時の対処法や、故障に備えてしておくべき準備を説明しています。それでも対処しきれない場合のために、サポート面が充実しているMVNOを選ぶのも大切です。サポートが充実しているおすすめのMVNOも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

格安スマホの保証について

格安スマホには、各MVNOが提供している補償と、端末メーカーの保証サービスがあります。

大手キャリアで購入しSIMロックを解除した端末でも、各キャリアのショップで修理を受け付けてくれます。ただし、契約が終了している場合は、当然各種割引などは対象外になるため、修理費用は全額自己負担になります。

また、端末に異常がない場合は契約中のMVNOでの修理を案内されることになります。

SIMロックを解除した端末の修理に関して、くわしくは各キャリアのサイトを確認してください。

MVNOの端末補償サービス

MVNOにも端末補償サービスがあります。 スマホ+SIMカードの購入、もしくはSIMカードのみの購入でも加入できます。

多くのMVNOで、月額400~500円ほどのオプションサービスとなっています。補償内容は落下による故障や水没、自然故障などが対象で、電池パックの消耗など付属品は対象外となることが多いです。

故障したらMVNOに連絡し、送られてくる代替機を受け取って故障したスマホを送ります。交換・修理したスマホが戻ってきたら代替機を送り返すという流れになります。

万が一代替機を紛失・破損した場合や、返却しない場合、別途違約金が請求されます。 代替機でも大切に扱うようにしましょう。

メーカーの1年間保証サービス

メーカーから直接購入したスマホに関しては、故障したのが購入から1年以内であればメーカーの保証サービスが受けられます。

自然故障であればメーカー保証が適用されるので、無償で修理ができます。ただし、落下による画面割れや水没など、自身の過失で故障してしまった場合は修理代金がかかります。代替機も必要なら自分で用意しなければならないため、思ったよりも費用がかかることがあります。

場合によってはスマホを買い替える

スマホが壊れた時期や購入方法によっては、買い替えた方が良い場合もあります。格安スマホは名前のとおり、スマホ本体も基本的には格安です。修理にかかる費用より、新しく格安スマホを購入したほうが安く済むことがあるのです。

考えられるのは、ネットショップなどで購入した格安スマホを、使用して1年以上経過したころ自然故障した場合などです。安いものなら20,000円ほどで新品のSIMフリースマホが購入できます。この場合MVNOの補償に入るか、メーカー保証を利用することになります。

しかしMVNOの補償は多くが契約時加入となっており、加入していない場合は受けられません。また、メーカー補償はだいたい1年間ですので、その期間を過ぎていたら適用されません。

どちらも適用されない場合、全額自己負担で修理もしくは交換に出すことになります。しかしそうすると費用は購入時の端末代金と同額か、それ以上になるでしょう。

そのような場合は、新しく格安スマホを購入した方が良いでしょう。購入時は最新でも、1年も経てば最新モデルの登場で旧型となり価格も下がっていることがあります。修理に数万円かけるのであれば、同じ値段で最新モデルを購入した方がお得かもしれません。

しかし、ハイエンドモデルの格安スマホが購入1年以内に故障した場合や、端末の故障時にいずれかの補償が利用できる場合は、修理や交換をした方が良いこともあります。

故障した際の状況に応じて、よりお得な方法を選択しましょう。

各MVNO共通の特徴

  • 月額300円~500円という値段設定
  • 端末購入の申し込みと同時
  • 修理は無料もしくは修理対応がなく、交換対応が基本
  • 年間に保証してくれる回数が1回~2回

格安スマホを修理や交換に出す前にやっておくべきこと

ここでは、修理もしくは交換前にやっておくべきことを説明します。

まず1つめがスマホに付けているアクセサリー類の取り外しです。修理に出すと、ケースやストラップ、画面フィルムなどのアクセサリー類はすべて取り外され、戻ってきません。大切なアクセサリーは修理に出す前に取り外しておきましょう。

2つめが重要で、データのバックアップを取ることです。スマホを修理もしくは交換に出すと、スマホのデータはすべて消えてしまいます。これはMVNOの端末補償サービスでも1年間のメーカー保証でも変わりません。大切なデータはあらかじめバックアップを取っておく必要があります。

iPhoneの場合は、iCloudやiTunesにデータのバックアップを取っておけば、新しいiPhoneに復元できます。ただし新しい端末がiPhone以外だとどちらも利用できません。そういう場合やAndroidの場合は、SDカードやPCに移動やコピーをする必要があります。また、Googleドライブなどのクラウドにアップロードしておくという手もあります。

しかし、簡単にバックアップがとれない状況もあります。

たとえば、電源は付いても液晶が割れてなにが表示されているかわからない場合もあると思います。そういうときは、まずPCに繋いでみてください。内部ストレージのデータが閲覧可能なら、そのままデータをPCに移すことができます。閲覧不可能ならデータが損傷しているため、諦めるしかありません。

もし電源が付かない、といったレベルの故障の場合、内部ストレージのデータは諦めてください。AndroidでSDカードに画像や動画などは保存している場合ならSDカード内のデータだけなら助けられます。

このように、故障してからでは遅い場合もあります。万が一に備え、日頃からこまめにバックアップをとるよう心掛けましょう。

また、上記のバックアップはスマホに入っているデータのバックアップ方法です。個別のアプリ内のデータはそれぞれの方法でバックアップをおこなってください。バックアップや引き継ぎの方法は、アプリや公式ホームページなどで説明されています。あらかじめ読んでおきましょう。

格安スマホを修理してくれるMVNO

スマホが故障した時に備えて補償サービスのあるMVNOを利用したいけど、どのMVNOが良いのかわからないという人のために、端末補償サービスがあるおすすめのMVNOをまとめています。

楽天モバイル「端末補償」「つながる端末保証 by 楽天モバイル」

こちらは、「水没」「破損」「全損」「故障」に対する補償となっており、スマホやタブレットは交換で対応しています。月額利用料は500円で、端末交換は4,000円~7,000円(税別)の負担金がかかります。どちらも加入後に追加で申し込みができないので注意が必要です。

「つながる端末保証 by 楽天モバイル」は楽天モバイル以外で購入したスマホの保証です。他社で購入したスマホを使用する場合は、入っておくことをおすすめします。

  • 名称:端末補償 / つながる端末保証 by 楽天モバイル
  • 価格:月額500円 / 月額500円(税別)
  • 申し込み方法:端末と同時の申し込み / SIMのみ申し込み
  • 交換負担金:機種により4,000円~7,000円 / 年1回目4,000円(税抜) 同年2回目8,000円(税抜)※毎年利用回数はリセットされる。
  • 修理負担金:無料
  • 回数:1契約につき年間2回まで

BIGLOBE「BIGLOBE端末安心サービス」「BIGLOBE SIM端末保証サービス」

こちらも「水濡れ」「破損」「全損」「故障」に対する補償となっており、スマホは交換で対応しています。月額利用料は380円で、端末交換は5,000円(税別)~の負担金がかかります。「BIGLOBE SIM端末保証サービス」はSIMのみで購入したスマホの保証です。

  • 名称:BIGLOBE端末安心サービス / BIGLOBE SIM端末保証サービス
  • 価格:月額380円(税別) / 月額500円(税別)
  • 申し込み方法:端末と同時の申し込み / SIMのみ申し込みと同時、あるいはSIM契約後
  • 交換負担金:機種と回数により変わる / 年1回目4,000円(税抜)~
  • 修理負担金:無料
  • 回数:制限なし / 1年間に2回まで

mineo「端末安心保証サービス」「持込み端末安心保証サービス」

mineoには多くの保証プランがあり、必要なものに申し込むことができます。「水濡れ」「破損」「全損」「故障」に対する補償となっており、スマホは交換で対応しています。

また、mineo安心パック2という、月額594円で端末安心保証サービスとウイルスバスターモバイルにまとめて加入できるオプションがあります。 故障はもちろん、ウイルスによるトラブルもサポートしてくれるのでおすすめです。

「持込み端末安心保証サービス」はSIMのみで契約したユーザー向けの保証で、他社で購入したスマホの故障に対応してくれます。会員ページからいつでも加入できます。

  • 名称:端末安心保証サービス / 持込み端末安心保証サービス
  • 価格:月額399円(税込) / 月額540円(税込)
  • 申し込み方法:端末と同時の申し込みのみ / SIMのみ申し込み時~いつでも
  • 負担金(交換):1回目5,400円(税込)~ / 年1回目5,400円(税込)~
  • 負担金(修理):修理なし / 2回目まで無料
  • 回数:どちらも1年間に2回まで

DMM「端末交換オプション」

こちらの補償も「水濡れ」「破損」「全損」「故障」が対象となっており、スマホの交換による対応になります。 端末交換オプションは月額利用料350円で、端末交換は3,000円の負担金がかかります。

DMMもmineoと同様に、端末交換オプションとセキュリティソフトをセットにした「安心パック」という月々500円のオプションもあります。ただしDMMモバイルで購入した端末のみという条件があります。

  • 名称:端末交換オプション
  • 価格:月額350円
  • 申し込み方法:DMMモバイルで端末購入時、同時に申し込み
  • 負担金(交換):3,000円
  • 負担金(修理):修理なし
  • 回数:年間1回まで
  • 備考:メーカー保証期間の1年間は対象外

修理や交換にかかる日数

スマホは毎日使うものですから、1日でも手元にないと困るという人が多いと思います。もっとも対応が早いのは交換で、最短1~3日程度で交換できるようです。一方修理の場合はスマホの損傷具合によって期間が違います。急ぎの場合は負担金を払って交換、そうでない場合は無料での修理をおすすめします。

スマホを修理に出して戻ってくるまでの流れは以下のようになります。

メーカー保証なのかMVNOの補償かによって変わりますが、おおむね以上の手順で進みます。MVNOによっては費用がかかったり、代替機を貸してくれたりすることもあります。

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更新履歴

2017-08-03
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